中国山地幻視行~再び台風一過の・大峰山 [中国山地幻視行]
中国山地幻視行~再び台風一過の・大峰山
再び台風一過を狙った。ただ、前回とは少し様子が違っていた。気温が急降下していた。おまけに、風速数㍍はあろうかという風が冷たかった。最初の休憩地のベンチで気温計を見ると、17度だった。風を考えると、体感は10度と少しあたりと思われた。汗が冷たく、ウインドブレーカーを着込んだ。
9月21日、大峰山。頂上の大岩には先客がいた。途中の山道には台風の名残か、折れた枝や木の葉が散乱していたが、大岩から見上げた空は見事な秋の空だった。四方の山々や広島湾もきれいに見渡せた。ちなみに、眼下の厳島まで約20㌔、江田島まで約30㌔の位置関係である。
午後の下山時、やっと風がやんだ。路傍を彩る彼岸花は、多くがすでに盛りを過ぎていた。
大峰山頂から西方面を望む。空には秋の雲
広島方面を望む。右手に広島湾が広がる
中国山地幻視行~道後山・台風一過の縦走路 [中国山地幻視行]
中国山地幻視行~道後山・台風一過の縦走路
台風11号は北の海へ抜けた。秋晴れを期待して9月7日、広島県北へと車を走らせた。目当ては岩樋山・道後山縦走である。1271㍍から1268㍍のピークへ、花々が咲くプロムナードである。
午前10時、月見ヶ丘の駐車場に乗り入れた。先行車が1台。思ったより少ない。
1時間かけて岩樋山の頂へ。手前の道でフウロが迎えてくれた。広場に飛び出すと、鮮やかな紫が目に飛び込んだ。トリカブト。猛毒で知られる。足元にリンドウ。標識の周りにはマツムシソウ。夏から秋へ、季節の移り変わりを告げている。
北東を望む。大山がどっしりと座っているはずだ。しかし、厚い雲に覆われ確認できなかった。見上げた空は青く抜けていたが、日本海方面は秋晴れとはいかなかった。
気を取り直して道後山に向かう。道の両側にフウロとマツムシソウが咲き誇る。時折、白い花。ヤマハハコグサである。山頂につく頃、北東の雲は多少晴れたが、残念ながら大山は確認できなかった。
山頂下の大池に向かう。サワギキョウは、昨年は時機を逸した。今年は見られるだろうか…。紫の花は、わずか数㌢。名前や姿に似ず、毒を持つという。
湿地帯にその花はひっそりと咲いていた。気が付けば、夕暮れが迫っていた。
午前10時、月見ヶ丘の駐車場に乗り入れた。先行車が1台。思ったより少ない。
1時間かけて岩樋山の頂へ。手前の道でフウロが迎えてくれた。広場に飛び出すと、鮮やかな紫が目に飛び込んだ。トリカブト。猛毒で知られる。足元にリンドウ。標識の周りにはマツムシソウ。夏から秋へ、季節の移り変わりを告げている。
北東を望む。大山がどっしりと座っているはずだ。しかし、厚い雲に覆われ確認できなかった。見上げた空は青く抜けていたが、日本海方面は秋晴れとはいかなかった。
気を取り直して道後山に向かう。道の両側にフウロとマツムシソウが咲き誇る。時折、白い花。ヤマハハコグサである。山頂につく頃、北東の雲は多少晴れたが、残念ながら大山は確認できなかった。
山頂下の大池に向かう。サワギキョウは、昨年は時機を逸した。今年は見られるだろうか…。紫の花は、わずか数㌢。名前や姿に似ず、毒を持つという。
湿地帯にその花はひっそりと咲いていた。気が付けば、夕暮れが迫っていた。