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中国山地幻視行~深入山・山道に人の列 [中国山地幻視行]

中国山地幻視行~深入山・山道に人の列


 9月20日、深入山。午前9時前というのに、駐車場はほぼ満車状態だった。好天続きの秋の3連休の威力を思い知らされた。予想していなかったこちらがうかつだった。
 そんなわけで、この日はいつもの「ぼっち登山」とはいかなかった。山道には、時に行列さえできた。しかし、青い空とさわやかな秋の風が何よりだった。
 歓声で満ち溢れる山頂広場。四方を見渡す。北東の方角にぼこぼこした山。三瓶山だ。その東寄りに三角形の山。大山だ。ちなみに、帰宅後地図で調べると、三瓶まで直線で約70㌔、大山まで150㌔弱。
 頂上から裏手に回り下っていくとマツムシソウ。やっと見つけた。もう終わったかと思っていた。そしてリンドウも。
 深入山を歩いていて、貴重な花2種。一つはツクシコゴメグサ。筑紫小米草と書く。1㌢にも満たない小さな花である。環境庁の絶滅危惧ⅠB類、広島県でも絶滅危惧Ⅱ種とされている。もう一つはウメバチソウ。こちらは、比較的あちこちの山で見かける。



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快晴の日の深入山

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恐羅漢方面を望む。ススキが揺れる

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頂上へ続く道は人の列

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頂上まであと300㍍

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聖湖方面を望む

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中央にうっすらと大山

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ぼこぼこと三瓶山

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下山のころも駐車場は満杯


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キキョウ。何と見かけたのはこの一輪だけ

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マツムシソウ

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リンドウ

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ウメバチソウ

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ツクシコゴメグサ


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中国山地幻視行~道後山・花を見にいく [中国山地幻視行]

中国山地幻視行~道後山・花を見にいく


 9月13日。月見が丘の駐車場に車を入れると、意外に先客が多かった。明日からの長期の天候不順を気にしてのことだろう。しかし、予報の「快晴」マークを裏切るように、この日も空はどんよりとしていた。
 近くの草地にあるマツムシソウの群落を眺めに行った。時期が遅かったのか、思ったより少なかった。花弁もくたびれ気味であった。とはいっても、今季初めてのマツムシソウである。
 岩樋山頂上。標識の向こうに雲海が広がり、小島のように台形の山影が浮かんでいた。北東の方角。大山だろう。山頂はハクサンフウロが競うように咲いていた。マツムシソウとの二重奏である。数は少ないがリンドウも。
 道後山は混んでいた。正午すぎだったこともあるのだろう。あいにく大山は、岩礁に大波が当たるように、やがて雲にのまれてしまった。
 山頂から少し下り、大池へ向かう。サワギキョウはまだ咲いているだろうか。終わっていてもおかしくない季節である。湿地に足を踏み入れる。やはり、もう終わったか…。ため息をつくと、足元に一輪。待っていてくれたかのように咲いていた。


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岩樋山への登り。森の中の道

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月見が丘の駐車場。岩樋山の頂上手前から

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岩樋山の山頂標識の右に大山の山影が浮かぶ


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大山のアップ。道後―大山は直線で48㌔

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登り切ったところが道後山。すれ違う人が「あと少し」と声をかけてくれる

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道後山に着いたころ、大山は雲の中だった

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マツムシソウ

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ハクサンフウロ

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リンドウ

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シラヤマギク

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ヤマハハコグサ

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ウツボグサ

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ツリガネニンジン

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サワギキョウ

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