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中国山地幻視行~年の初めの厳島 [中国山地幻視行]

中国山地幻視行~年の初めの厳島


 1月6日、コロナ禍もあって昨年はパスした厳島・弥山(530㍍)に登った。正月だからとか、あまり意識する方ではないが、それでも年初めは厳島がしっくりくる。なんだかんだいっても日本人の感性、ということだろうか。
 朝日を浴びる神社回廊を横目に、大聖院を目指す。もっともポピュラーな弥山への入り口である。ここから石段をひたすら登る。若いころに比べ、さすがにきつい。それでも仁王門にたどり着く。阿吽の仁王が見下ろす中、息を整える。
 山頂には立派な展望台が立つ。ここからの眺めは絶品だ。ひねもすのたり、の春の海が輝き、小島がアクセントになっている。北を望むと大きな岩。毛利との厳島合戦で陶晴賢が最後の百騎とともに3日間立てこもったという駒ガ林の戦場跡だ。その向こうに中国山地。奥は雪をかぶっているようだ。
 帰途も大聖院コースをとった。路傍の枯れ枝に小さな紫の実。ムラサキシキブであろう。

 ※厳島は厳密には中国山地に属しませんが、ここでは便宜上、中国山地のカテゴリーに入れます。


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連絡船で厳島に渡る。バックの、右から二つ目のピークが弥山頂上

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厳島神社の回廊を横目に

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仁王門にたどり着いた

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弥山の頂上

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広島湾は今日も静か

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対岸の本土側

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大きな岩が、厳島の合戦場跡

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中国山地は雪をかぶっている

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山頂展望台

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途中には水掛地蔵

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ムラサキシキブ。冬枯れて寂しげ


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