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中国山地幻視行~恐羅漢山・まつりのあと [中国山地幻視行]

中国山地幻視行~恐羅漢山・まつりのあと


 広島県の最高峰・恐羅漢山(1346㍍、広島県安芸太田町)に4月8日、登った。残雪が心配だったが、連日の好天で消えているだろうと根拠のない予測のもとに出発した。
 果たして、ゲレンデには白い帯のように雪が伸びていた。さすが県内有数の豪雪地帯である(だからスキー場もあるのだが)。雪のないゲレンデの端っこを登ったが、最上部でついにつかまった。つま先をけりこみ、乗り切ったところで早い休憩をとった。林間に入ると雪は消えた。このまま頂上まで行けるかな、と思っていたら直下で再び残雪。日当たりはよかったが、この山で最も雪の多いあたりである。そのためであろう。
 山頂は日差しが降り注ぎ、暑いほどであった。ザックの寒暖計を見ると25度近くになっていた。
 帰途は夏焼峠を経由し、三角形のコースをとるつもりで途中まで下りたが、残雪が深く時間がかかりそうだったので引き返し、往路と同じゲレンデを下りた。動きを止めたスキーリフトの塔が立ち並ぶ姿は手持無沙汰のようでもあり、まつりのあとのわびしさを思わせた。あいかわらず日差しは強かった。


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スキー場のゲレンデを抜けた

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林間の道に入る

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頂上直下に残雪

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山頂から。ほぼ正面に臥龍山、その右手に深入山

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島根県側は雑木で見えない

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臥龍山のアップ

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手前の立木がかぶっているが、深入山(以上2枚は35㍉換算で200㍉、ただしコンデジ)

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山頂の標識は2㍍以上ある。冬季はこれが雪でほぼ埋まる

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手持無沙汰のスキーリフト塔。まつりのあと


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