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中国山地幻視行~吉和冠・再びの [中国山地幻視行]

中国山地幻視行~吉和冠・再びの

 4月24日、吉和冠。

 山頂は人であふれていた。どこかのグループかと思ったら、何か違っている。そのうち、男性が周りの山の説明を始めた。「本当はクルソン岩が眺めがいいんですけどね。きょうは人数が多いから…(行けませんね)」。話しぶりからすると、この人はガイドらしい。すると、これはツアーだろうか。人数は10人は超えている。こちらは、散歩がわり、というほどでもないが、割合よく来る山である。20日ほど前にも、途中で道を見失い、無念の撤退をしたばかりである。わざわざ、ツアーを組んでくるのかなあ。でも、余計なことは言うまい。

 当方と違って団体行動なので、下山を始めると潮が引くように山頂は誰もいなくなった。こちらも、ポツンと取り残されたかのような頂上の標識をしばらく眺めて下山にかかった。

 前回、撤退したのは、予想外の雪のためだった。この20日ほどで、雪はほぼ融けた。「ほぼ」というのは、それでも頂上直下に巨大な雪塊を認めたためである。山道には、もう雪はなかった。やっぱり、地面を歩く方が数倍楽である。

 このところの好天続きで、遠方は見晴らしがきかなかった。でも、薄い雲はあったが空は高かった。枯れた林に、新緑がぼつぼつ。花はほとんどなかった。小さなスミレと、小さな白い花。何の花だろうか。調べてみたが、葉のかたちが合わない…。
 

 と、ここまで書いてアップしたら知人から連絡があり、白い花は「ミヤマカタバミ」と判明した。報告します。

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コメント 2

山子路爺

喧騒が過ぎ去った独り占めの山頂は喜ばしいですが、少し寂しいと思う事も有ります。

by 山子路爺 (2015-04-27 13:49) 

asa

≫山子路爺 さん

たしかに。この山はもともと、人の少ない山ではないんですがね。この日は極端だったように思います。
by asa (2015-04-30 10:01) 

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