中国山地幻視行~今年の初登り・大峰山 [中国山地幻視行]
中国山地幻視行~今年の初登り・大峰山
途中のベンチで一息入れていると、二人連れが追いついてきた。「樹氷はどうですかね。カメラを持って来たんだけど…」。上から一人、下りてくる。その人は、同じ質問をぶつけた。「もう、解けてますね。気温が高いから」
そうなのだ、もう午前11時近い。なにせ、駐車場を出たのが、10時を回ったころだから。なんとも、ずぼらな山登りだ。そういえば、出発する頃に車で帰って行った一行があった。あの人たちは、樹氷(霧氷?)をみることができたのだろうか。
大峰山(1050㍍)は、運よくタイミングが合えば山頂付近で真冬の白い花ざかりの森に出会える。広島・島根県境(芸北)の山からここまで、間に高山がないためだ。その芸北の山に登れば、天気のいい日は日本海の海岸線さえ望める。つまりこの山には、日本海の寒風がそのまま当たるのだ。だから、樹氷ができやすい。
しかし、この日は気温が高く、足もとの雪も、くるぶしまであったが軟雪であった。早朝であっても「花ざかりの森」に出会えたかどうかは疑問である。
さて、冒頭のベンチで簡易アイゼンを付けた。水っぽい雪が滑りやすかったからである。そのうえ、ここから先は結構な急勾配となる。気温が高いとはいえ、尾根まで出ると寒風が身にしみた。空はどんどん暗くなる。雲が垂れこめる。
山頂付近には誰もいなかった。そのうち、風はやんだ。四方の山々を見定めて、下山にかかった。
湿って柔らかい雪に悩まされた |
山頂付近から南東方面(広島市街地方面)を望む |
山頂から北方を望む |
山頂から西方(山口方面)を望む |
2015-01-05 11:03
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コメント(2)
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今年も無事に山旅三昧と行きたいですねぇ〜
よろしくお願いします。
by 山子路爺 (2015-01-15 11:40)
≫山子路爺 さん
山旅三昧…いいですねえ。お互い楽しみましょう。
よろしくお願いします。
by asa (2015-01-17 12:13)