中国山地幻視行~梅雨の来ぬ間に・窓が山 [中国山地幻視行]
中国山地幻視行~梅雨の来ぬ間に・窓が山
入梅宣言はまだない。朝から空は晴れ渡り、雲一つとてない。こんな日は山に登るのがいい。そんなわけで6月1日、広島市西部、広島湾に向かって屏風のように立つ窓が山に向かった。
登山路はほぼ全ルート林間にある。この季節、蒸し暑いだろうと思ったら意外に気温は低かった。ザックに付けた気温計を見ると17、8度あたりを指していた。湿度も低いようだ。渡る風はひんやりとしていた。
この山の山頂は大キレットを挟んで二つあるが、そのうち西峰に向かった。東峰よりこちらの方が高く、711㍍。山頂で一息ついたのち、少し下ったあたりの大岩に陣取った。手前の標識には「おんな岩」とある。いまどきセンスを疑われそうな命名。名前を変えたほうが良いと思うが、どこに言えばいいのか分からないのでそのままにしている。
ちなみに、東峰に「おとこ岩」があるのかと思ったら、それはないようだ(見落としているのかもしれないが)。大岩はあるが、「八畳岩」という当たり障りのない名がついている(上部が平らで広いため、こうした名前になったのだろう)。
話がわき道にそれたようだ。足元がすっぱりと切れ落ちたおんな岩からの眺めは、いつもながら絶景であった。特に、雲のない空が広がったこんな日は。
大キレットを挟み、左が西峰、右が東峰。山はすっかり夏模様だ
2018-06-02 17:58
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コメント(2)
梅雨時
たまに晴れた日の美しい山並みが求めて出かけたりもします。
なかなか出会えませんけどね。
by 山子路爺 (2018-06-08 07:56)
≫山子路爺さま
さすがに、これほどの青空はなかなか出会えませんね。梅雨前のこの時期、幸運でした
by asa (2018-06-10 10:32)