中国山地幻視行~鷹ノ巣・カンノ木 空は気まぐれ [中国山地幻視行]
中国山地幻視行~鷹ノ巣・カンノ木 空は気まぐれ
7月21日、広島県西部は雨だった。ネットで予報を調べる。県中央部は曇り。昼過ぎから小雨。このぐらいなら、良しとしようか。
東広島のICを降り、福富町へ向かう。予報よ当たってくれよ。向かった先は鷹ノ巣山とカンノ木山。カンノ木山という不思議で、かつ落ちつかない名前については、以前このブログで触れたことがある。
登山口は、「県央の森公園」の中にある。「県央」とは、ずいぶん気負った名称であるが、嘘ではない。文字通り、この公園は県の中央(地理的な意味で)にある。したがって、公園入り口付近に車を置き、しばらくアスファルト道路を登る。やがて、登山道へと入りこむ。杉林が頭上を覆う。二つの山の鞍部に出るまでは、それほど急登ではない。そこから右に向かい、カンノ木へと向かう。とたんに急斜面になる。
林の中に、動くものが。ヒナ鳥のようだ。巣から落ちたらしい。驚かさないように、と遠くから撮ったので、写真は鮮明ではない。
幸い、カンノ木からはまだ、遠方を見はらすことができた。そこそこに、来た道を引き返して今度は鷹ノ巣へと向かう。もっと急登が待ち受ける。しかも、道は一直線につけられている。息が上がる。しかし、雨が気がかりで、時間はかけられない。
鷹ノ巣の頂上はなかなかの見晴らし。周囲の山とともに、広島湾から呉沖、県東部の海までを眺めることができる。幸い、もう少しは空は持ちそうだ。広い芝生の上で昼食とする。
昼飯を終わったころ、西方から厚く黒い雲が覆いかぶさってきた。そして、ぽつり。あわてて山頂の避難小屋に逃げ込む。しかし、通り雨である。小止みになったのを見定めて、下山にかかる。
雨と競争しながらの山行であった。ちなみに、前回この山に登った時のブログを見たが、そのときは3月末、寒波襲来の折だった。この山には気まぐれな空が付いて回るようだ。
山鳥のひな(手ぶれですみません) |
広い芝は貸し切り状態 |
西から不穏な雲が。正面後方は鎌倉寺山と思われる |
雨が…。避難小屋に逃げ込む |
これが避難小屋。かなり古い |
広い芝生でお弁当食べたら食後の一眠り……
あっ、雨ですね、残念でしたね。
by 山子路爺 (2015-07-27 11:18)
≫山子路爺 さん
幸い、雨はかすっただけでした。
by asa (2015-07-31 20:07)