中国山地幻視行~天応烏帽子・海を見に行く [中国山地幻視行]
中国山地幻視行~天応烏帽子・海を見に行く
5月22日、天応烏帽子岩山。前回の比婆山の悪天候で懲りたので、のんびり海を見に行くことにした。広島を出て海沿い、呉の手前にある。標高は410㍍ほどだが、名前の通り岩山である。「烏帽子」と呼ばれる山は、たいていとがっているがこの山も例外ではない。低いけれど、風格のある山である。
寒気団に翻弄された比婆山とは違って、天候は申し分なかった。海はあくまでも穏やか、空は青かった。しかし、暑かった。なにせ、ほとんどが急登の山である。汗が止まらない。おまけに、この山は久々だったものだから斜面のとりつきで迷ってしまった。岩場を、足もとを確保しながら行かなければならないので、ルートを見失うと前に進めない。そのため、余計な冷や汗までかいてしまった。
それでもなんとか急登を乗り切り、山頂付近に広がる草はらに腰をかける。呉沖には小さな船が数隻。若干靄がかかっている。正面には白い航跡を残して、快速船がいく。こうした海の風景は、心を落ち着かせる何かがある。
登山道のそばには立派な岩壁がある。声がするのでのぞくと、数人が岩登りの講習らしきものをしていた。
呉沖を望む。中央の黒い船は自衛艦だろう |
白い航跡を残して快速船がいく |
広島方面を望む。左側は宮島・山口方面。山頂でラジオをつけると、FM山口が最も鮮明に入る |
広島県三大岩壁の一つ |
2015-05-25 16:25
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コメント(2)
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天気が良ければ良いで「暑い暑い」とブーブー言いながら山歩きをしています。それなら止めればいいのですが、これが止められません。
by 山子路爺 (2015-06-03 06:42)
≫山子路爺さん
そうなんですよね。山頂では涼しい風が吹いて…とつい思ってしまいます
by asa (2015-06-05 12:19)