中国山地幻視行~高岳の山頂は360度の展望だった [中国山地幻視行]
中国山地幻視行~高岳の山頂は360度の展望だった
広島・島根県境にある高岳(1054㍍)に、5月6日登った。当初は隣の聖山(1113㍍)から県境沿いの縦走を考えたが、あいにく単独行だったのでクマが怖く、ピストンにした(我ながら軟弱)。
この山は、登るだけなら1時間で山頂に立てる。この日も、風はあったが快晴ですべてが順調だった。最後の登りにかかる。もうすぐ山頂のはずだ…。ところが何かが違っていた。この山の頂は広く、雑木林がなければ360度の眺望があるはずなのだ…。その雑木林がなくなっていた! どうやら、地元の人が手入れをしたらしい。おかげで、これまで見えなかった恐羅漢までよく見える。聖への縦走路も手に取るように分かる。背後には、臥龍山と聖湖。正真正銘の360度の展望だ。
しかし、いいことばかりではなかった。登山路の両側に広がる広葉樹林には薬剤の入った容器が差し込まれて痛々しい。ナラ枯れ病が広がっているらしい。
正面は臥龍山 |
正面は聖山。その右に恐羅漢 |
眼下に聖湖 |
山頂はきれいに手入れされていた |
オオカメノキ |
聖山からの縦走路の終点。高岳山頂はこんな感じだった(2009年10月) |
根もとの薬剤入り容器が痛々しい |
ナラ枯れ病が広がっているらしい |
2014-05-06 18:57
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コメント(2)
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人の手が入ると何かしらのしっぺ返しがありますね。 360度の展望は良いのですが、展望台や切り開かれて人工的に作られた景色は、何だか虚しいです。
by おど (2014-05-07 21:35)
≫おど さん
たしかに、山を公園化してどうするんだ、というモヤモヤ感はありますね。
by asa (2014-05-08 09:56)