中国山地幻視行～雪が少ないわねえ

中国山地幻視行～雪が少ないわねえ

 

　「あらあ、雪が少ないわねえ」。いつもの「展望台」から向かいの山を眺めていると、背後から声がする。５、６人のグループだ。たしかに、２月３日といえば厳冬期のはず。しかし風景は、３月末か４月初めの残雪期末期のようだ。正面に見える恐羅漢山の斜面も雪があるのかないのか、心もとない。あの山の県内一のスキー場はどうなっているだろうか…。余計なことだが、気になる。キーンと晴れた日には望める四国・石鎚の頂も、春霞のような空の下でおぼろげである。

　朝方は、それでも路面は凍っていた。20分ほど歩いて、アイゼンを付けた。雪も硬く、アイゼンで頂上付近まで行けると踏んだからである。確かに雪はそこそこ硬かった。だが、行けども行けども樹氷はないし、精神的な疲労感が募るばかりだ。吉和冠。この山は昨年末、深い新雪のため途中で撤退した。２度続けての退却はしたくない…という思いでなんとかたどり着いた頂上である。疲れました。

正面左が恐羅漢山。山の右側斜面にスキー場がある。右の山は十方山

コメント 4

今年は日本海側は分かりませんが、太平洋側の山は雪が少ないですね。　雪山へ行きたいのですが、薮が出ていそうなのと天気の関係もありますが、中々行けません。
by おど (2013-02-06 22:23) 

≫おどさん
野暮用が重なって返事が遅れ申し訳ありません。
ぐずぐずしている間に、山には少し雪が降ったかな…。
もう少ししたら、時間を見つけようと思います。
by asa (2013-02-11 07:57) 

長野県北部は多いみたいですよ。
雪かきが大変と言っていました。

by 山子路爺 (2013-02-22 14:54) 

≫山子路爺 さん
最近は多いみたいです。
最近ご無沙汰しているので…。
by asa (2013-02-26 11:18)