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中国山地幻視行~大峰山・梅雨の合間に [中国山地幻視行]

中国山地幻視行~大峰山・梅雨の合間に


 大峰山に6月16日、登った。2日前に当地方の梅雨入り宣言が出て直後の晴れ間を狙った。しかし、予報に反して朝から厚い雲が垂れ込めた。
 麓の広場に車を入れる。先行車はなかった。気温は20度あたり、湿気がまとわりつく。登山口あたりに白い花。シャクナゲのようだ。自然に生えたものか園芸用か。このあたり別荘地である。判別はつかなかった。
 登り始めて気づいた。ときおり弱い日差しがのぞくものの、風がやけに冷たい。その割に高湿のため、汗が噴き出る。メッシュのベストに半袖シャツで家を出たが、途中でもう一枚重ね着する羽目に。
 山頂の岩峰に男性2人。周囲を見渡すが曇り空の下、もやって見通しはきかない。湿気のせいか、それとも梅雨期に山に登る酔狂のせいか。心を残して下山にかかると、途端に木漏れ日が山道で揺れた。皮肉なものだ。


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登山口付近のシャクナゲ

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杉林を抜ける風が冷たい

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階段が現れる

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山頂の岩峰から見通しはきかず


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山口県方面を望む

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広島市方向を望む


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下山路、揺れる木漏れ日


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中国山地幻視行~三倉岳・すっかり夏山 [中国山地幻視行]


中国山地幻視行~三倉岳・すっかり夏山


 影が濃くなった。緑は光を反射し、風は熱を帯びている。手元の温度計では、既に27度を超している。すっかり夏の山だ。
 6月2日、三倉岳。ひたすら石段登りの山だ。トレーニング目的で何度も登っているので特別な感動はないが、それにしても暑い。少し登っただけで、シャツは既に汗にまみれている。
 こうして訪れた岩峰からの眺めは、靄で霞んでいた。風があるのが、わずかな救いだった。


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石段に続く石段…


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7合目。路肩が崩れ要注意

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9合目の稜線に出ると、風が心地よかった

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数年前の豪雨禍で、縦走路は通行止め

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夕日岳の岩稜から。もやって視界は悪かった

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眼下はこんな景色

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山口方面を望む。正面は羅漢山

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小さな花。シモツケソウかコアジサイに見えるが、自信はない

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5合目の大岩。下山途中に登る

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辛うじて山頂付近が見えた

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登山口から、三倉岳の全容。左から夕日岳、中岳、朝日岳のピーク。この日は夕日岳を往復した


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