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中国山地幻視行~三倉岳・冷たい風の向こうに [中国山地幻視行]

中国山地幻視行~三倉岳・冷たい風の向こうに


 駐車場で8度だった気温は14度まで上がっていた。空は晴れている。絶好の登山日和と思われた。
 220日、三倉岳。標高が上がるにつれ、風が強まった。標高といっても、たかだか702㍍の山である。しかし、北からの風は思いのほか冷たい。峠のような9合目まで着くと、尾根渡りの風は頂点に達した。夕陽岳の岩場へ、自然と足が速まった。
 風が冷たく強い分、遥かな山なみがくっきりと見えた。山口方面の羅漢山や県北の雪をかぶった峰々が、吹き来る風の向こうに立ち上がっていた。
 下り、久々に5合目の大岩に登った。峰の上は見事な青空だった。大岩の下で風の音を聞いた。冷たさは消え、葉の擦れる音が遠い海の波のように聞こえた。


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9合目の丁字路。正面からの北風が強まった

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夕陽岳の岩場

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広島湾方面を望む

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右手の山が山口の羅漢山。山なみが、いつもよりくっきりとしている

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県北の山は雪をかぶっている(コンデジ、200ミリ相当)

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5合目の大岩から。ピークの右から中岳、夕陽岳

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5合目の大岩。裏へ回り込んで登る

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ふもとから見る三倉岳


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