中国山地幻視行~高岳・晩秋の風情 [中国山地幻視行]
中国山地幻視行~高岳・晩秋の風情
自動車道のインターを降りる頃、付近の山々は濃い霧に包まれていた。想定しなかった事態に、やや慌てた。しかし、登山口に着くころには晴れていた。なんとかなるものだ。
11月14日、島根県境に近い高岳に向かった。久しく登っていなかった。記録を見ると2年半ぶりである。足が遠のいていた理由は定かではないが、付近になじみの深入山、恐羅漢山があり、そちらへつい足が向いた、としか思えない。秋も深まり、高岳の趣ある山道の風情が頭に浮かんだのだった。
聖湖畔の登山口を入る。針葉樹の林が陽を遮り、冷気が体を包む。沢伝いから尾根道に上がると、名残の黄葉が輝き、緞帳のようだ。緩いアップダウンの後、急登にかかる。辛抱して進むと、やがて青空が尾根の向こうに見える。山頂だ。見覚えのある臥龍山、深入山が出迎えてくれる。
山頂は開けていて、一面のススキ。広島県の最高峰、恐羅漢山もよく見える。期待通りの、晩秋の風情が山を包んでいた。
緞帳のような黄葉が、山道を包む
晩秋の風情
ここを抜けると、山頂
2021-11-15 16:38
nice!(6)
コメント(2)
山頂からの眺めがいいですね。!(^^)!
どこの紅葉もピークが過ぎたようですね。
by Jetstream (2021-11-15 23:47)
>Jetstream さん
おっしゃる通り、この山は絶景ポイントです。それにしても、山の秋はすぐに終わってしまいますね。
by asa (2021-11-16 14:19)