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中国山地幻視行~高岳・晩秋の風情 [中国山地幻視行]

中国山地幻視行~高岳・晩秋の風情


 自動車道のインターを降りる頃、付近の山々は濃い霧に包まれていた。想定しなかった事態に、やや慌てた。しかし、登山口に着くころには晴れていた。なんとかなるものだ。
 1114日、島根県境に近い高岳に向かった。久しく登っていなかった。記録を見ると2年半ぶりである。足が遠のいていた理由は定かではないが、付近になじみの深入山、恐羅漢山があり、そちらへつい足が向いた、としか思えない。秋も深まり、高岳の趣ある山道の風情が頭に浮かんだのだった。
 聖湖畔の登山口を入る。針葉樹の林が陽を遮り、冷気が体を包む。沢伝いから尾根道に上がると、名残の黄葉が輝き、緞帳のようだ。緩いアップダウンの後、急登にかかる。辛抱して進むと、やがて青空が尾根の向こうに見える。山頂だ。見覚えのある臥龍山、深入山が出迎えてくれる。
 山頂は開けていて、一面のススキ。広島県の最高峰、恐羅漢山もよく見える。期待通りの、晩秋の風情が山を包んでいた。


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緞帳のような黄葉が、山道を包む

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晩秋の風情

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ここを抜けると、山頂


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左が臥龍山、右が深入山。手前は聖湖

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高岳の山頂

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臥龍山の左手に八幡高原が広がる

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深入山と聖湖の取り合わせは、箱庭のよう

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恐羅漢(正面奥)もよく見える

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秋の名残りⅠ

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秋の名残りⅡ

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コメント 2

Jetstream

山頂からの眺めがいいですね。!(^^)!
どこの紅葉もピークが過ぎたようですね。
by Jetstream (2021-11-15 23:47) 

asa

>Jetstream さん
おっしゃる通り、この山は絶景ポイントです。それにしても、山の秋はすぐに終わってしまいますね。
by asa (2021-11-16 14:19) 

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