中国山地幻視行~三倉岳・酷暑の山頂 [中国山地幻視行]
中国山地幻視行~三倉岳・酷暑の山頂
9合目の分岐に着いた。期待していた風はなかった。いつもなら、この鞍部を涼しげに抜けるはずなのに…と、愚痴の一つも出た。冬なら、強風が襲う場所である。しかし、今は冬ではない。夏の盛りである。
7月29日、三倉岳(702㍍)。気温計を持ってこなかったが、とっくに30度を超しているだろう。なにより、風がないのがこたえる。体の芯から熱が出ている感覚だ。やめときゃよかった、と後悔するが、もう遅い。それより、あと10分で山頂である。
夕陽岳山頂から遠方を見やる。四方、霞んでいる。気温が高い日はこんなものなのだろうか。広島湾も、大峰山も霞んでいる。頭上の夏空ばかりが、やけに青い。
好天につられ、だれか登っているのでは、と思ったが誰もいなかった。そりゃそうだ、こんな酷暑の日、山に登ろうと考えるほうが酔狂だったかも。
7月29日、三倉岳(702㍍)。気温計を持ってこなかったが、とっくに30度を超しているだろう。なにより、風がないのがこたえる。体の芯から熱が出ている感覚だ。やめときゃよかった、と後悔するが、もう遅い。それより、あと10分で山頂である。
夕陽岳山頂から遠方を見やる。四方、霞んでいる。気温が高い日はこんなものなのだろうか。広島湾も、大峰山も霞んでいる。頭上の夏空ばかりが、やけに青い。
好天につられ、だれか登っているのでは、と思ったが誰もいなかった。そりゃそうだ、こんな酷暑の日、山に登ろうと考えるほうが酔狂だったかも。
2021-07-31 09:42
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コメント(2)
三倉岳、勇壮な姿ですね。今はどこに登っても暑いですが、クーラーの効いた人出の繁華街よりも、今は喧騒のない山にいることの方がメンタルではずっと快適のように思えますよ。
by Jetstream (2021-08-01 11:47)
> Jetstreamさん
そう思ったんですが、やっぱり暑かったです。
by asa (2021-08-02 15:23)