中国山地幻視行～道後山・雲上の散歩道を満喫

中国山地幻視行～道後山・雲上の散歩道を満喫

　梅雨の時期のわずかな晴れ間を狙って広島県北の山に向かった。
　６月17日、道後山（1269m）。中腹の駐車場に車を置き、まず岩樋山（1271m）を目指した。雨の気配はないが湿度が高い。気温20度ほどだが、歩き出すと汗がふきだした。羽虫が多い。こんな事態を予想して携帯用蚊取り線香を腰につけたが、ものともせず寄ってくる。
　花はない。わずかに見かけたのは、ピンク色がかったウツギと足元のアカモノだった。それ以外は、見渡す限り緑。
　1時間ほどで岩樋山。花のない山頂広場は殺風景だった。厚い雲が迫って展望もきかない。比婆山連山と手前の猫山（1195m）が見えるばかりだ。
　岩樋山を過ぎると、最大の楽しみである雲上のプロムナードが始まる。小高い丘を越えた。緩やかな登りの向こうに道後山の山頂が見えた。笹原の中のまっすぐな道を進む。１時間もかからないうちに山頂の標識についた。
　昼食に取り掛かると、幾人かのグループが追い付いてきた。岩樋山頂の手前から見た駐車場には、出発時になかった車が２台ほど止まっていた。その人たちであろう。少し離れたところに陣取り、やはり昼食タイムだった。
　あいにく天候はスッキリせず花もなく、しかし、この山の最大の魅力は二つのピークを結ぶ散歩道のような縦走路である。魅力を満喫して帰途についた。

ウツギの花。正面は猫山


中央が、出発点の駐車場


大山方面は雲に覆われていた


正面のピークを超えると、道後山の頂が見える


アカモノ。いたるところにあった


正面が道後山の頂


道後山頂の標識


道後山頂から比婆連山を望む


岩樋山。帰途は左側をう回した

タグ：道後山 岩樋山 中国山地

コメント 2

稜線の縦走路はいいですね。眺めも開放感一杯！
アカモノの群生、存分に楽しまれた山歩きでよかったですね。
by Jetstream (2021-06-26 11:59) 

>Jetstreamさん
蒸し暑い梅雨の時期、雲上の散歩道があるこの山ぐらいしか行く気が起きない、というのもあります。
by asa (2021-06-27 10:20)