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中国山地幻視行~吉和冠・道は荒れていた [中国山地幻視行]

中国山地幻視行~吉和冠・道は荒れていた


 510日、1年余ぶりに吉和冠に登った。道は荒れていた。木橋は腐食してところどころ板が抜け落ちていた。コロナ禍で通る人がいないのだろうか。心が痛んだ。
 予報では快晴の一日のはずだったが、山頂に着くと空がかき曇った。気温も5度ぐらい下がった。寒気が張り出しているようだ。あいにくレインウエアもウィンドブレーカーも車の中だ。油断したなあ、と思いながら急いで昼食をとった。
 この山の頂には、イワカガミが数輪咲く。5月終わりか6月初旬。今年は例年に比べ野の花の開くのが早めだ。ひょっとして、と思い探すと一輪だけあった。つぼみからほんの少し開花していた。イワカガミも、例年より少し早めのようだ。
 雨を警戒しながら下山にかかる。とたんに晴れ間がのぞいた。登りでは見る余裕がなかったオオカメノキが、白い花を輝かせた。路傍のエンゴサクも、薄紫の花弁を浮き立たせていた。


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山頂で見つけたイワカガミ

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空がにわかに曇り始めた。正面左が恐羅漢山、右が十方山。かすんで見えるのが深入山

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北風が強くなった

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オオカメノキ

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エンゴサク

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新緑が鮮やかな季節


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