中国山地幻視行~大峰山・桜と板チョコ [中国山地幻視行]
中国山地幻視行~大峰山・桜と板チョコ
山頂の岩の上で食後のコーヒーをと、板チョコを取り出した。指先にふにゃっとした感覚が伝わった。日差しのせいで溶け始めている。ついこの間まで雪の心配をしていたというのに、早いものだ。季節が巡るのは。
登山口付近。山桜だろう、一部が開花していた。満開とはいかない。枝先がまだらに色づいている程度だ。しかし、いい気候だ。この調子なら、樹全体が桜で覆われる日は近いだろう。
途中のベンチで休憩。周囲の木々は冬枯れたままだ。新緑が芽吹くにはもう少しかかりそうだ。
山頂から、久しぶりに廻り縁に向かった。大岩のてっぺんからから縄梯子を伝って、と思ったが、古くて足先がうまくかからない。ずるずると落ちそうでやめた。山頂直下の八畳岩の横に、新しくアルミの梯子が置いてあった。これで回れということらしい、と解釈して山頂の大岩下をぐるり巻くコースをとった。周り縁への道は、きれいに笹が刈られて歩きやすかった。地元の人のご努力に感謝。
帰途、枝垂れ桜が見事だったので寄った。
2021-03-26 17:36
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