SSブログ

中国山地幻視行~三倉岳・風雲急を告げる [中国山地幻視行]

中国山地幻視行~三倉岳・風雲急を告げる

 天気予報は、夜になって雨だという。幸い、午前は晴れ間がのぞくという。3月4日、信じて車を出した。ところが、時折フロントガラスに水滴がつく。雲の足は予想外に早いようだった。
 三倉岳の駐車場に車を入れたころ、空はどんよりと重苦しかった。数台の車に分乗したグループが身支度をしていた。持っているギアから推測すると、岩壁にとりつくらしかった。こちらがトイレに行っている間に、出発したようだった。
 3月に入って、やや暖かくなったとはいえ、やっぱり冬用のウェアは必要だった。難しい季節ではある。西峰の山頂に着いたころには、寒風が身に染みた。そんな中、昼食の支度をしていると単独行の男性が一人。栗谷の集落が見下ろせる岩壁の突端へと向かっていった。
 山頂付近から周囲を見回すと、雲は一段と厚みを増しているようだった。風雲急を告げる、とはこのことだな、と何の脈絡もなく思った。

DSC01569のコピー.jpg
厚い雲が垂れ込めていた

DSC01571のコピー.jpg
大峰山も霞んでいる

DSC01573のコピー.jpg
栗谷の集落も海の底に沈んでいるようだった

DSC01575のコピー.jpg
羅漢山はすでに雨だろうか

DSC01576のコピー.jpg
三倉のふもとに降りたころ、少し晴れ間がのぞいた


nice!(7)  コメント(0) 

nice! 7

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。