中国山地幻視行~窓が山・西峰直登は人影なく [中国山地幻視行]
中国山地幻視行~窓が山・西峰直登は人影なく
目前に古いザイルが下がっていた。ここからしばらく岩稜帯が続く。やがてザイルは新しいものに変わった。こちらは太く、しっかりしている。ここを我慢すれば、登山道は平たんになる。
窓が山(711㍍)。羽虫の襲来を警戒し、防水スプレーと蚊取り線香を携行した。しかし、結果的に不要だった。晴れているが風があり、気温は21度あたりを指していた。
双耳峰のかたちをした窓が山の、まず西峰に登頂。誰もいなかった。いったんキレットの底に下り、登り返す。東峰の登りでは、立派な鎖が出迎えてくれる。西峰から30分ほど我慢すれば、東峰の頂に立てる。三角点は西峰にあり、東峰は展望がきく。東峰についたのとほぼ同時、団体が登ってきた。おそらく奥畑からだろう。小さな子を含め、年齢層はさまざま。地域住民のグループかと思い聞いてみたが違った。ある人物を中心にした集まりのようで、それ以上は聞かなかった。
帰途は再び西峰を目指し、魚切まで下った。登りでは倒木が目立ち、道に倒れ掛かった巨木の幹に2度ほど頭をぶつけた。急斜面は枯葉が積もり、特に下りでスリップした。団体が登っていた東峰コースは登山口から30分ほど。魚切から西峰直登は、1時間半はかかる。そのせいだろうか、踏み跡が年々薄れていくようだ。寂しい限りだ。
2020-06-22 14:54
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コメント(2)
いい眺めですね。ロックな山で登りごたえがありそうです。ピークは結構人出があり近・接のように見えますが・・
by Jetstream (2020-06-22 22:30)
≫Jetstresmさん
いつも訪問ありがとうございます
この山は海に面して屏風のように立っており、そのせいで眺めはよいのですが、山頂に近くなるほど傾斜が急になるという…なんともしんどい山です
by asa (2020-06-23 14:56)