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中国山地幻視行~玉峰山・頂に巨大な標識 [中国山地幻視行]

中国山地幻視行~玉峰山・頂に巨大な標識


 松本清張は、世に出るきっかけとなった「或る『小倉日記』伝」の印象が強烈で北九州の生まれと思われがちだが、近年、本人の証言もあって広島駅近くで生まれたらしいことが定説になりつつある。父親は鳥取県日南町の生まれで、同町には文学碑も建つ。清張の代表作ともいえる「砂の器」は島根県亀嵩町が重要な舞台になっているが、清張自身がこうして中国地方と深い縁にあることも、まんざら無関係ではないだろう。

 広島から北へ150㌔、奥出雲町亀嵩にある玉峰山(820㍍)に登った。7月5日、予報では今夏最高気温と出ていたが、前日までの雨もあって山道の蒸し暑さは尋常ではなかった。おまけに石畳がよく滑る。それでもなんとか、汗だくのよれよれになりながら、山頂にたどりついた。周囲は湿気でけぶっており、眺望はなかった。山頂はやや広くなっており、800㍍の山にしては不釣り合いと思える巨大な標識がそびえていた。

 下りは周遊ルートを取り、巨岩、奇岩の連なる風景を楽しむ…はずだったが、なにせ暑さでそんな余裕はなかった。

 なお、映画「砂の器」にも出てくる亀嵩駅は今も古びた味わいを漂わせ、奥出雲の手打ちそばが味わえるはずだったが、訪れた日は定休日の火曜日だったため望みは果たせなかった。

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亀嵩駅。そばは定休日で食べられなかった

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懐かしいたたずまい

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登山口からすぐ、小さな滝が現れる

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山頂には巨大な標識が

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右端のルートを登り、真ん中のルートを下った

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山子路爺

巨大標識は冬登山の為?

by 山子路爺 (2016-07-10 13:03) 

asa

≫山子路爺さん
思いつきませんでしたが、確かに考えられますね。このあたり、相当な豪雪地帯のはずです。もし今度登ることがあれば、ふもとで聞いてみましょう。
by asa (2016-07-11 08:27) 

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