中国山地幻視行~大江高山・花をめで稜線歩き [中国山地幻視行]
中国山地幻視行~大江高山・花をめで稜線歩き
日本海に面した大江高山(島根県大田市)に登った。ふもとから見上げるとラクダのこぶのような形をしている。トロイデ型火山の集合体といわれる。
主に二本の登山路が使われているが、一般的なルートを選択する。一般と非一般の差は、急峻であるかどうかによる。火山形成の山だけに、直登すればかなりのアルバイトを強いられる。とりあえずは、力量に合わせた選択である。どちらの登山路も、出発点は標高300㍍ほど。山頂は808㍍である。
といっても、登ってみればなかなかのもの。いきなりの急登とジグザグ道が1時間ほど続く。しかし、その後はなだらかな稜線歩きと、いくつかのピーク越えが待っている。道のわきには小さな花、視線を上げれば時折り広がる日本海の海岸線。最近、減少が激しいとされるギフチョウも見かけた。カメラを向けても飛び立つ気配はない。幼虫はカンアオイの葉を食用とすると聞く。その通り、近くにカンアオイの花を見つけた。
山頂からは三瓶山が間近だった。その沖合に島根半島が長く伸びる。眼下の入江は温泉津あたりか。その手前には、大森銀山跡があるはずだ。
山行の最大の眼目はミスミソウであったのだが、わずかに数輪見かけただけだった。どうやら最盛期は過ぎたらしい。残念であった。
2016-04-13 11:46
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コメント(2)
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そろそろ山歩きに出かけたいです。
by 山子路爺 (2016-04-17 13:31)
≫山子路爺さま
気候も良くなりましたし、そうですねえ。
by asa (2016-04-21 07:15)