映像は圧巻~映画「エベレスト」 [山の図書館・映画館]
映像は圧巻~映画「エベレスト」
いわゆるエベレスト商業登山の走りのころ起きた大量遭難の実話を映画化した。登場人物に「難波康子」という名前を見て、あああの事故ね、と思った向きは多いのではないか。彼女は1996年、田部井淳子さんに続くエベレスト登頂によって7大陸のピークを踏んだが、下山中に亡くなった。
このとき、二つの商業登山隊といくつかのナショナルチームが登頂を目指していた。そのために、ヒラリーステップは大混雑となった。固定ロープも張られていなかったため、スケジュールは大幅に遅れ、それが下山の時刻の遅れにつながって、おりしもストームが襲ったため大量遭難が起きたとされる。
主人公は、商業登山の一方のリーダー、ロブ・ホール(ジェイソン・クラーク)である。予定時刻を大幅に過ぎた登山客が登頂にこだわったため、彼に同行、夜になっても下山できず命を落とす(映画では少し変えてある)。
ドラマとしては単純で深みがあるわけではない。しかし、舞台となったエベレストの映像は圧巻である。しかもそれが3Dの立体映像で見られる。だから、筋立ては単なるおまけと思ったほうがいい。
タグ:エベレスト
2015-11-13 18:48
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