中国山地幻視行~カタクリの花を見に行く・寂地山 [中国山地幻視行]
中国山地幻視行~カタクリの花を見に行く・寂地山
犬戻しの滝の近くに車を止め、身支度を整えていると二人連れの車が来た。
「花見ですよ、花見」と、一人がいう。
もちろん、桜の季節はとうに過ぎている。お目当てはカタクリの花である。
さらに「先日、船通山にいきました」。
「5日に行こうと思っているんです」と私。
「私たちが行った時は終わりかけで、そのころにはもうないんじゃないですか」
「えっ、そうですか」
あとは行ってのお楽しみ。
5月2日、寂地山(1337㍍)の山頂付近は、ちょうど満開だった。
細かくいうと、山頂の南側、右谷山へ向かう尾根の起点あたりは咲いて日にちがたっているらしく花弁は傷がつき、きれいとは言い難かった。そこから山頂を通りこして東側の吉和冠に向かう尾根の起点あたりは、花もフレッシュでちょうど見ごろであった。
山頂に着いたころは、グループが二、三という状態だったが、そのうち団体がいくつも登ってきた。平日でこうだから、連休中はどうなるのだろう。
やや肌寒かったが風の心地いい一日であった。5月の風である。林道をゆるゆると下りながら、見上げると新緑の山がまぶしかった。中国の言い回しに「山が笑う」というのがある。少し時期は遅いが、こういうのを「山が笑う」というんだな。
2013-05-03 10:11
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コメント(3)
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連休の中日は結構登山者が多いですね。 見頃のカタクリの群生いいですねぇ。
by おど (2013-05-04 19:13)
「山が笑う」、 !(^^)! 丁度見頃でよかったですね。
カタクリ、いつも見たいと思っているのですが 毎年見逃してしまいます。
by Jetstream777 (2013-05-05 10:58)
≫おどさん
ことしは連休期間中好天続きで、山は人であふれてました。
≫Jetstream777さん
紅葉もいいですが、新緑の季節の山もいいですね。本当に「山が笑って」いるようです。カタクリの花、ぜひ一度見に行ってください。
by asa (2013-05-06 20:42)