中国山地幻視行~春は名のみの・恐羅漢 [中国山地幻視行]
中国山地幻視行~春は名のみの・恐羅漢
「花冷え」とは、桜の咲く頃の寒の戻りを指す。しかし、桜がちらほらと咲きはじめた4月1日(日)、平野部は穏やかな陽気だった。もう、山の雪も融け始めているだろう。残雪の尾根道を歩いてみるか。軽い気持ちで車を走らせた。目的地は広島県の最高峰・恐羅漢(1346㍍)。
山腹の駐車場に車を置き、降りるまで気が付かなかったが、風は完全に冬のそれだった。しかも小雪が舞っている。斜面を見れば真っ白な雪が数十㌢、積もっている。しかも新雪だ。
頂上が近くなったころ、空は青く晴れだした。新雪の斜面に一筋の足跡と、スキーのシュプール。麓のスキー場はとっくにしまっているが、頂上まで板を担いで上がり、滑って降りた人がいる。
この山の頂上直下はなだらかな広い斜面が広がり、とても気分がいい。ここを滑走すれば、それは上々だろう。しかし、もう何年スキーなどというものをやっていないだろうか。
頂上でくつろいでいると、スキーを担いだ男性が一人登ってきた。しばらく付近の岩に立てかけていたが、また滑って行った。ああ、気分いいだろうなあ。
頂上の手前に、一本のシュプール |
無雪期には人の背丈以上もある標識が足元に |
ふもとのゲレンデに日が差す |
下山のころ、ようやく青空が広がった |
2012-04-08 00:37
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コメント(4)
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ゲレンデを貸し切りですね^^
それは気分上々の事でしょう~~♪
眺めているだけでも羨ましい景色です(^^)/~~
by すずらん (2012-04-08 07:16)
≫すずらんさん
まさしくゲレンデ貸し切り。気分いいでしょうね。
by asa (2012-04-10 08:20)
そういうスキーが出来たらいいですねぇ。
by 山子路爺 (2012-04-12 00:08)
≫山子路爺さん
はやばやとスキー場を閉めてしまって、つくづくもったいないな、と思います。
by asa (2012-04-12 06:51)