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中国山地幻視行~恐羅漢の秋 [中国山地幻視行]

     

 中国山地幻視行~恐羅漢の秋

                      
 晴れた日の恐羅漢山に秋を探しに行った。
 スキー場ゲレンデ横の登山路を詰める。ゲレンデと同じ斜度だから、直線で登れば結構きつい。開けた斜面を見下ろすといつまでも出発点の駐車場が見えているのも、気分的にきつい。起伏がない。ひたすら登る。リンドウの花が咲いている。

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 スキー場に咲くリンドウ


 
 1時間弱歩くと道が緩やかになった。一部紅葉を始めた広葉樹林が現れる。林の中の道を行く。やっと山らしい趣。
 今回は立山尾根をたどった。隣の砥石郷山との稜線上にある夏焼峠を回るルートもある。三角形に例えれば、峠回りだと2辺を使うことになるが立山尾根だと1辺ですむ。つまり距離が短い。
 そのうち道が水平になった。頂上が近い。典型的な隆起型準平原とされるこの山の頂上付近は高原状なのだ。葉の落ちた枝に赤い実と青い実。

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  なぜか昔から大きな切り株がオブジェのように置いてある頂上から、広島県内の山がよく見える。一方島根側はほとんど見えない。樹林のすき間はるか下に白い塔。日本海の海岸線だろうか。


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 恐羅漢頂上から広島県側を望む。中央やや左に深入山



 

 旧羅漢まで往復する。このあたり、広島県内にしては山容が大きい。深山の趣が味わえる。ただし旧羅漢の頂上は、ほとんど見晴らしが利かない。
 かつては恐羅漢(1346㍍)より旧羅漢が、標高が高いとされていた。山頂の標高が約3㍍下方修正され(1347㍍→1344㍍)、今は恐羅漢が県内第一の標高を誇る。いずれにしても、この二つの山が広島県の「屋根」をなしている。

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 夏焼峠への下りで見た黄葉




 下りは夏焼峠を回った。明るく長い尾根をまっすぐ下る。紅葉は、始まったばかり。色づいた真っ盛りにもう一度歩いてみたい尾根だ。

 登山口(60分)恐羅漢山頂(50分)旧羅漢往復(50分)夏焼峠(25分)登山口
               ×    ×
 中国自動車道の戸河内ICを下りた後、かつては内黒峠を越えるのが一般的だったが近年は国道191号を進み、聖湖手前で左に曲がるルートが道幅も広く安全だ。 


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コメント 3

asa

赤い実と青い実について調べてみましたが、いまひとつ分かりません。

赤い実はムシカリかクロガネモチのようです

実の先が割れたのはマユミかツリバナと思われます

青い実はサワフタギでしょうか。

どなたかわかる方がいれば、教えてください。




by asa (2009-10-13 18:24) 

月夜

おはようございます。綺麗な実ですね!
3枚目の実はじめてみました。おもしろくてかわいいですね。
他のみは見た事はあるのですが、名前まではわからず…。

by 月夜 (2009-10-14 05:21) 

はくちゃん

こんばんは
はじめまして
ご訪問ありがとうございます。
これからもよろしくお願いします

by はくちゃん (2009-10-17 22:11) 

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